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EBM: |
Evidence |
Based |
Medicine |
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(証拠) |
(に基づく) |
(医療) |
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経験や勘に頼る方法から、精度の高い情報(=証拠)
に基づいて治療を進めていく方法
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情報の信頼性 |
このたぐいの情報は、信頼度が重要です.たとえ全国紙に書かれていても、テレビで放送されても、その情報が真実かどうかを判断してから自分の知識としなくてはなりません.情報というものには、少なからずバイアス(書き手や発表者に都合の良い解釈=偏見)がかかっているからです.少ない経験例では、偶然の結果ということも大いにあり得ることです.
<記事>や<俗に言われている>ことが、新しい治療法を見つけるきっかけになることもあるでしょう.しかし、あなたが、現在受けている正当な治療を放棄して、それに挑戦するのは、あまりにリスクが高く無謀のように思われます.私の患者さんにも、勧めたり、試したりすることは出来ません.

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鍼(はり)麻酔の例 |
25年ほど前(1975年頃)、「中国では鍼麻酔が広く行われており、患者にかける負担が少ない良い方法だ」と紹介され、世界中で話題になったことがありました.しかし、いまだに、鍼麻酔が一般的な麻酔の方法となっているという話は聞きません.
たぶん、この情報は伝聞的な一時的な流行のようなもので、真実ではなかったということでしょう.

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無作為抽出・二重盲検法 |
実際に行われた治療が、本当に有効なものであったかどうかというのは、現在のところ、無作為抽出による二重盲検法という方法などで証明される必要があります.
(無作為抽出が適当でなかった例は、薬剤と食品、漢方薬の関係のページ;
「ビタミンCとアルコール」の項に記載があります)
つまり、薬を使わなくても治ってしまう例も多いので、偽薬を使った数百例と本物の薬を使った数百例で、効き方を比較してみる必要があるわけです.

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リウマチ等の例 |
慢性関節リウマチで言えば、発病初期の2年間で自然治癒する例が20%位あると言われています.
かって、私が大学の研究室にいた頃、リウマチに対する、ある鎮痛剤の治検に係わった事がありました.通常、偽薬でも効果のある例は30%前後あります.本物の薬での有効率は40%から60%位ですから、両者間に有意な差があるかどうかを正確に検定するには、厳密な数学的統計処理が必要になります.
有効率の高いといわれる抗生物質でも、たとえば大腸菌に対して試験管内ではほとんど100%近く有効であっても、人に投与すればその有効率は70%位になってしまいます.

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大規模比較試験
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現在では、これに加えて、無作為抽出による大規模比較試験というのが行われています.
日本では、正式な方法で行われることが少ないのですが、数百例から数万例に対して数年間にという単位で、目的の薬と対照薬の比較を行い、有効性や、実際に寿命を延ばす効果に違いがあるかどうかを確かめるわけです.
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コホート研究 |
病気を発症させる危険因子や、予後(病気の経過など)を決定する因子を長年にわたって調査、追跡する方法をコホート研究と言います.
冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞など)の発症と、性別、年齢、総コレステロール値、HDL-コレステロール値(善玉)、血圧、糖尿病、喫煙 等の関係を、50年以上にわたって追跡調査した研究があります.1949年から、アメリカのマサチューセッツ州・フラミンガムとう町で5,000人ほどの調査から始まった、フラミンガム・スタディーと呼ばれる有名な研究です.

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メタ・アナリシス |
たとえば、高血圧症の治療に関して、7つの大規模比較試験から80歳以上の高血圧症の老人を1670人選出して解析ところ、「全死亡率、心血管死とも非治療群の方が良好であった、・・・」という報告もあります.(Guerfier F et
al. Lancet 353:793, 1999.)
このように、大規模試験をいくつか集めて解析する方法をメタ・アナリシスといいます.

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EBMということ |
こうしたデータを積み重ねて、真に有効な治療法が確立されて行くわけです.ひとりの医者の経験や勘に頼る方法から、精度の高い情報に基づいて治療を進めていく方法が、Evidence Based
Medicine(=EBM,証拠に基づく治療とでも訳せましょうか)といわれるものです.

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薬剤と食品、漢方薬の関係
| 検査の
結果はどのくらい的中するか?| 慢性関節リウマチ
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